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米原・醒井養鱒場で「新緑ます祭」 ニジマス丼など提供も

いくらたっぷりの「ニジマス丼」

いくらたっぷりの「ニジマス丼」

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 「第10回 新緑ます祭」が5月14日、滋賀県醒井(さめがい)養鱒(ようそん)場(米原市上丹生)で開催される。

新緑と場内の池

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 醒井養鱒場は琵琶湖だけに生息するビワマスの増殖事業を目的として、1878(明治11)年に設立された、日本で最も歴史ある養鱒場の一つ。霊仙山山麓の醒井峡谷にあり、鍾乳洞から湧き出す、冷たく、清らかな水を利用して、現在はニジマスやビワマス、イワナ、アマゴなどマス類の種卵種苗のほか、北海道にのみ生息する幻の魚・イトウや古代魚・チョウザメ、清流に住むハリヨなども展示飼育している。

 ビワマスは琵琶湖の固有種で、銀色に輝く体が美しい。雨が降り河川が増水すると産卵のために遡上することからアメノイオ(雨の魚)とも呼ばれる。野性味が強く養殖が難しいとされてきたが、醒井養鱒場では1976(昭和51)年から養殖技術の研究に取り組み、約15年かけて養殖品種・びわサーモンの作出に成功した。

 新緑ます祭では、「びわます唐揚げ」(300円)や「いくらたっぷりニジマス丼」(500円)などを提供するほか、マス釣り体験(1,000円)やカブトムシの幼虫(飼育ケース付き・2匹)も販売する。

「街なかに比べると、醒井養鱒場は真夏でもかなり涼しい場所。場内には樹木も多く、この時期は新緑が美しい。この機会に自然と触れ合い、場内で育った新鮮なマスを味わってもらえたら」と、場長の桑村邦彦さんは呼びかける。

 入場時間は8時30分~15時。入場料は、大人=520円、高校・大学生=320円、中学生以下無料。

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