おがくず酵素浴による温浴施設「酵素温浴 bios(ビオス)」(長浜市元浜町)が3月28日、オープンした。
おがくず酵素温浴は、滋賀・伊吹産のヒノキと杉のおがくずに「大高酵素原液」を加え、電気、ガスなど人工的な熱源を一切使わず、自然発酵熱により60℃~70℃(体感温度40℃前後)になったおがくず浴槽に約25分入る乾式の温浴方法。
浴槽内は60℃~70℃を保つため病原菌などが存在せず、温浴して汗をかくと体におがくずがつき、それを浴槽の外で落とすため衛生面でも問題はないという。
1週間に一度、浴槽内の3分の1のおがくずを入れ替え、古くなったおがくずは余呉の畑に持っていき、農作物の肥料として土にかえしている。
経営する湖北ライフスタイル研究所(同)専務の山本茂樹さんは「元浜町13番街の再開発事業のビジョンが『医・食・住』で健康づくりを目指すことを踏まえ、酵素温浴は医療ではないが、健康維持・促進、体質改善という意味で『医』の役割に置いた」と話す。「おがくずに酵素原液を混ぜているので、木の香りがする点が特徴」とも。
営業時間は10時~18時(予約優先)。火曜定休。温浴料は1回3,300円(4月30日までは1,500円)。