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米原・夫馬に築200年の古民家カフェ 多世代交流の拠点に

オープンイベントの様子

オープンイベントの様子

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 多世代交流カフェ「ぷらっとほーむ」(米原市夫馬)が6月25日、米原の夫馬地区にオープンした。

古民家の外観

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 店主は、これまで市内で不登校の子どもを持つ親の交流の場「リリーフ」を開いていた介護福祉士の山田輝子さん。間借りで開催する月に一度の親の会だけでなく、拠点を構えることで、いつでも相談に来ることができたり、不登校以外のことについても気軽に話せたりする場をつくりたいと考えたという。

 古民家との出合いは「まいばら空き家対策研究会」に相談したのがきっかけ。駐車場や子どもが遊べるスペースがあり、公民館や公園が近いなど希望する条件が当てはまり、「ビビビと来た」と山田さんは振り返る。

 赤ちゃんから高齢者まで交流でき、「プラッと来られる家」というのが名前の由来。「電車のプラットホームのように、旅立ちもあるが、帰ることもできる場所」という意味も込める。「目指す場所の形は『大家族』。何か問題を抱えている人だけでなく、誰でも来られる居場所となれるよう、カフェという形態を選んだ。いろいろな人が心を休めて、次また頑張ろう、疲れたときに気軽に『ただいま』と帰ってこられる場所を目指したい。やっている側も楽しみながら運営したい」と山田さん。

 同拠点では子ども食堂や不登校の子どもたちの居場所としての場所貸しを行うほか、発達や子育てに関する講座も開催。普段のカフェとしての営業に加えて、「要介護にならないための健康体操」「スウェーデンタッチケア」などのイベントを企画。部屋貸しや貸し切り利用も受け付ける。火曜・土曜には弁当も販売し、地域食材を使ったフードロスの循環も目指す。オープン日のイベントには地域内外のさまざまな人が集まった。「これからもこの場所に愛着を持ってくれる人や理念に共感できるボランティアと一緒に場を作っていきたい」という。

 カフェの営業時間は10時~16時。弁当販売は火曜・土曜の11時~。予約を受け付ける。定休日はSNSで知らせる。

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