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長浜の日吉座で「ナガハマ映画祭」 木之本出身・上田監督の最新作など上映

コルミオ・フィルムの代表兼映画作家の谷口未央さん(右)

コルミオ・フィルムの代表兼映画作家の谷口未央さん(右)

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 長浜の日吉座(長浜市木之本町)で1月17日、「第2回 ナガハマ映画祭」が開催される。

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 主催はコルミオ・フィルム。「映画館のない町で映画祭を」というキャッチフレーズの下、スクリーンで映画を見る機会を重ねることで、いずれ長浜に映画館が誕生する未来につなごうと企画した。初開催だった昨年は「曳山博物館」(長浜市元浜町)と「きのもと交遊館」(木之本町)で上映した。今年は元映画館だった木之本の「日吉座」(木之本町)で開催する。

 同団体の代表兼映画作家の谷口未央さんは「一日限りだが、この場所で映画館を復活させたいと思った。昔の映画館はポスターではなく絵看板が貼り出されていて、それが今でも強く印象に残っている。今回の映画祭でも、映画館を彩るものとして絵看板を制作してもらっている」と話す。

 上映作品は「湖の女たち」(10時~、2024年、大森立嗣監督、R18)、「Flow(フロウ)」(13時15分~、2024年、ギンツ・ジルバロディス監督)、「アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師」(16時45分~、2024年、上田慎一郎監督)。15時からは、「長浜製フィルムメイカーたち」と題し、木之本出身で「カメラを止めるな!」で社会現象を起こした上田慎一郎監督と長浜市が舞台の映画「ジモトループ」を製作中の堤真矢監督をゲストに迎え、短編映画「みらいの婚活」(上田慎一郎監督)と「もうひとつのことば」(堤真矢監督)の上映と対談を行う。

 上映作品の選定について、谷口さんは「滋賀県に縁があるという点で選んだ作品は、話題の映画『国宝』の原作者・吉田修一さんの原作で、滋賀県や琵琶湖を舞台にした『湖の女たち』、木之本出身の上田監督の最新作『アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師』の2本。子どもにも見てほしいという思いで選んだのは、ラトビアのアニメーション映画『Flow』。カンヌなど大きな映画祭でも評価されている作品で、森林が多い長浜で暮らす人にとっても自然の脅威に共感しながら見てもらえると思った」と話す。

 開催時間は10時~19時30分。チケット料金は1,500円(1作品)、弁当付き1日通しチケット5,000円、高校生以下無料。「長浜製フィルムメイカーたち」は上映作品の中から1作品以上を鑑賞した人が参加できる。チケットは曳山博物館、長浜文化芸術会館、木之本まちづくりセンター、浅井文化ホールなどで販売している。

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