長浜・高月の国道8号線沿いに讃岐うどんとすしの店「men-ju(めんじゅ)」(長浜市高月町)がオープンして4カ月がたった。
両親が高月ですし店を営んでおり、自身もすしを握っていた店主の林拓耶さん。すしとも相性がいいうどんの店を出すため約2年半にわたり、市内のうどん店や香川、大阪、兵庫のうどん店で修業した。出店場所を選ぶ際、草津や守口も考えたが、あえて地元・高月を選んだという。
その理由について、「この辺りに飲食店が少ない。新しいものに触れたい地元の人はたくさんいるが、わざわざ遠方にまで足を伸ばすことは面倒だという人が多い。
そういう地元の方に喜んでほしい。田舎でも集客できる可能性があることを、新しいことにチャレンジしようとする若い人に見せたいと思った」と話す。店内は、木材と白を基調としたカフェのような雰囲気に仕上げた。
提供しているうどんは北海道、香川、三重など国産小麦を100%使い、常にブレンドを変えているという。毎朝、化学調味料を使わず無添加でだしを取るなど素材にこだわりを見せる。
「うどんは、乾麺以外は保存料がいらず、小麦と塩水だけでできる。みそ汁よりも少ない塩でしっかり味が出る。毎日食べても体に負担が少ない食べ物」と林さん。
主なメニューは、「とろ~り半熟卵天と丸ごとちくわ天ぶっかけ」(1,078円)、「限定セットA(大海老天ぶっかけ+とろ鉄火、稲荷、焼き鯖、卵焼)」(1,628円)、「未就学児おうどん」(0円)、全てのおうどんにセットできる「寿司セット」(330円)など。
「黒毛和牛と京都産赤卵 生じょうゆのおうどん」(1,408円)に「味玉」トッピング(165円追加)の組み合わせの人気が高いという。
営業時間は11時~(麺がなくなるまで)。水曜定休。
消毒液設置、店員のマスク着用、空気清浄機設置、1時間に1回の喚起、席の間隔を開けての案内など、感染対策に取り組んでいる。