近江牛肉専門店の千成亭が2月11日、うどん店「せんなり亭 麺匠 華豊庵」(長浜市元浜町)をオープンした。
店名は、千成亭が営む飲食店の数店に付けられている「華」の文字と、豊臣秀吉のお膝元である長浜の地にちなんで「豊」の文字を組み合わせた。農民から天下人にまで登り詰めた秀吉にあやかり、「早く出世ができるように」という思いを込めて、縁起のいい名を付けたという。
メニューは、牛ホルモンを使った「藤吉郎」(980円)、牛すじカレー仕立ての「羽柴」(1,180円)、牛焼き肉が入った「豊臣」(1,280円)、牛しゃぶのように生肉に赤みそのだしをつぐ「太閤」(1,380円)と、出世を重ねるごとに変わっていく秀吉の名前を付けている。
経営する千成亭風土(彦根市平田町)飲食部長の北村健吉さんは「近江牛専門店が営むうどん屋なので、牛肉にこだわっている。主に自社牧場と契約牧場で育てた3歳で未経産のメス牛のみを使う。肉好きに来てほしい。観光客が多い立地なので、歩きながら気軽に食べられる『近江牛握りずし』(700円~)のテークアウトもお薦め」と話す。
営業時間は11時~15時。火曜定休。
消毒液設置、店員のマスク着用、空気清浄機・透明パネルの仕切りの設置のほか、「もしサポ滋賀」導入など、感染対策に取り組んでいる。