長浜にある旅館「己高庵(ここうあん)」(長浜市木之本町古橋)で11月23日、「秋の茶会」が開催される。
同茶会は1997(平成9)年から開催を続ける「紅葉茶会」だが、今年は「秋の茶会」と名称を変えた。昨年は新型コロナウイルスのために中止となったが、「地域のイベントとしての伝統を途切れさせないため」規模を縮小して2年ぶりに開くことに。日本文化である「茶道」を気軽に体験できる内容だという。例年は500人以上の来場者があるが、今回は感染拡大防止のため200人限定の予約制で行う。
薄茶席では、大広間で「淡交会」の師範らがたてる抹茶と菓子を提供、野点席では、古橋の自然を楽しめる中庭で抹茶を提供する。参加者は茶室の見学もできるという。
己高庵茶室運営委員会の丹治和弘さんは「感染症対策を徹底して2年ぶりに開催する。小さなお子さまから大人の方まで楽しめて、普段着で参加いただけるお茶会。初めての方も気軽に来てほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は9時~14時。料金は、大人=500円、中学生以下=300円(各大広間と野点の2席分)。定員は200人(先着順、1席20人ずつの完全入れ替え制)。