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米原で「ローカルメディアの魅力展」 地元出身の編集者が手がけた地域誌振り返る

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 米原の「近江はにわ館」(米原市顔戸)で10月6日、「ローカルメディアの魅力展 地域誌とともに歩んで40年~編集者三田村圭造の仕事展~」が始まった。

ローカルメディアの魅力展

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 米原出身の編集者・三田村圭造さんの仕事を振り返る同展。1976(昭和51)年から2年半、カナダや米国などの日系人向け新聞「大陸時報」で記者を務め、帰国後は東京での出版社専属ライターを経て、タウン誌やフリーペーパーの道へ。45年の経歴のうち、40年間を岐阜や滋賀で地域誌作りに力を注ぎ、60代半で故郷の伊吹山の麓で地域誌「ふもと」を創刊し、現在に至るまで発刊を続けている。会場では、これまでに創刊した「ふもと」のバックナンバーや現在は廃刊となった「岐阜人」などの冊子を手に取り読めるようにするほか、イラスト原画などの作品、新聞掲載広告、企画イベント写真など約200点を展示する。

 会期中のトークイベントは、10月15日=講演会「タウン誌づくりの楽しさ」、対談「米原の魅力をどう伝えるか」、22日=講演会「地域×編集=地域創生力」、トークショー「地域の中での地域冊子づくり」。

 三田村さんは「『月刊ぎふ』を創刊して40年たつことから、はにわ館の館長から『これまでの仕事を振り返る展示をやってみたら?』と声をかけてもらい開催することになった」と話す。

 「タウン誌の走りといわれている『銀座百点』を参考にして、岐阜市のフリーペーパー『月刊ぎふ』を作ったが、もっと読者の反応が知りたい、お金を出しても読みたいと思われる冊子を作りたいと思うようになり、岐阜県全域を取り上げた有料の冊子『岐阜人』を創刊した。振り返るとこれがターニングポイントだった。当時から今も変わらずテーマは『人』。『どういう生き方をしているか』『どういう人が頑張っているか』に注目して取り上げてきた。住んでいる人は意外と地域を知らない。この展示を通じて、身近な地域の奥深さを感じてもらえれば」と話す。

 開館時間は10時~18時。休館日は11日・17日・18日・25日・27日。10月30日まで。入館無料。トークイベントは事前の申し込みが必要。

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