4月のオープンを予定しているクリエーションセンター「長浜カイコー 」(長浜市北船町)で3月19日・20日の2日間、「福祉とデザイン in 滋賀・長浜」が開催される。
同イベントでは、普段はオンラインで販売を行うインクルーシブファッションブランド「SOLIT!(ソリット)」の試着販売会を開催する。2020年9月設立の同ブランドは、ファッションデザイナー、マーケター、医療・福祉従事者をはじめ、障がいの有無を問わずに有志で集まった他業種多職種の人々から成り、「全ての人間、自然、動物のどれも取り残さないオールインクルーシブな社会」を目指しているという。同ブランドの服は、障がいや体にまひがある人をはじめとした全ての人に着用しやすいように「部位ごとに選択可能なセミオーダー」や生産ロスを防ぐための「受注生産」が特徴。
20日14時~15時は、同ブランドの代表の田中美咲さんと、自身も脳性まひがあり、当事者目線で車いすユーザーに向けた衣服の開発を行う障がい者支援団体「マルチスイッチ」(長浜市余呉町)代表の木村寛子さんが「福祉とデザイン」をテーマにしたトークセッションを行う。
木村さんは「今回のテーマ『福祉×デザイン』を聞いたとき、何てすてきなテーマだろうと思った。ファッションは、まず最初の自己表現では? 自分を表現するのに壁があってはならない。そんな思いから活動に取り組んできた。トークセッションを通して 誰もが自由に自分らしさを表現できることの素晴らしさ、ファッションの力についてお伝えできれば」と意気込む。
開催時間は11時~17時(20日は10時~16時)。