長浜の温浴施設「北近江リゾート」(長浜市高月町唐川)が5月3日・4日の2日間、「サウナバス」イベントを開催する。
同施設は、地下1500メートルから湧出する天然温泉が特徴の温浴施設。近年はサウナ関連のイベントや飲食サービスに力を入れている。両日、「移動型のサウナバス(以下、サバス)」の中でサウナを体験できる。サバスは、まだ動けるのに廃車になった路線バスを再利用。車内は、座席配置などバスの名残を生かした休憩スペースと、まきストーブを使ったサウナ室から成る。つり革を温度計に変えたり、「降車ボタン」を押すことで「ロウリュウ」(熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる)を行うなどのアレンジを加えた。車内のサウナは70~80度に設定しているが、ロウリュウでそれ以上の体感温度になるという。持ち物は水着、タオル、サンダル。対象は18歳以上。
サバスは、バス活用事業を行う「リバース」(大阪府高槻市)がサウナ検索サイト「サウナイキタイ」と連携し開発、今年3月にサービスを始めた。実施は同施設で3施設目となり、県内では初めてだという。
同施設の印田圭吾さんは「施設ではゴールデンウイーク期間中を『サウナウイーク』として連日サウナ関連のイベントを行う。その目玉がこの『サバス』。サウナ好きでもバスの中でのサウナ体験は経験したことがないと思うので、楽しんでもらえれば」と話す。5月2日には、アウフギーサー(熱したサウナストーンにアロマ水などをかけ、そこからたちのぼった蒸気をタオルなどであおいでサウナパフォーマンスをする人のこと)の五塔熱子さんのイベントも企画。「サウナで整った後にぴったりのオリジナルクラフトコーラやサ飯も用意しているので、ぜひ遊びに来て」と呼びかける。
開催時間は10時~12時、12時30分~14時30分、15時~17時、17時30分~19時30分。各回10人まで。料金は5,000円(4月29日にオープンする宿泊エリアの利用とのセットプランは8,500円)。