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長浜「つるやパン」が伊吹高とコラボ 「高校生に刺さる」メロンパン開発

伊吹高校の生徒、南部教諭、西村さん

伊吹高校の生徒、南部教諭、西村さん

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 長浜のパン店「つるやパン」(長浜市木之本町)が8月6日、伊吹高校とコラボレーションした「伊吹青春Again(アゲイン)メロンパン」(180円)の先行販売を始めた。

伊吹青春Againメロンパン

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 長浜青年会議所が主催し、湖北の高校生が企画・運営に参加するイベント「LINK UP FESTA(リンクアップフェスタ)2022~みんなでつくろう湖北のドキドキ~ in 木之本」で同パンを先行販売した。

 同イベントの一環で、昨年12月にオリジナルパンの開発企画がスタート。伊吹高校の1年生・2年生が、5月・6月の「総合的な探究活動」の授業の中でパン作りのアイデアを考えた。テーマは「高校生に刺さるパン」。1・2年生合わせて6クラスある中、1クラス当たり6~8グループに分かれ、「パンの大きさ」「価格」「コンセプト」などを決めグループごとにプレゼンして、各クラス代表のパンを決めたという。

 出そろったクラス代表のパンの中から生徒の投票結果を元に、「つるやパン」の西村豊弘さんが一般販売することを踏まえて商品化するパンを決定した。2年生が提案した「メロメロメロンパン」と1年生が提案した「伊吹青春Again(アゲイン)クリームパン」が選ばれ、2つの良さを掛け合わせたパンが誕生した。商品名には「大人になった時に、お酒を飲みながらみんなでパンを作った思い出話をしたい」という生徒の思いが込められているという。完成したパンは、クリームパンの上に伊吹牛乳を使ったクッキー生地をのせている。ラベルのイラストは美術部生徒が担当した。

 同校の南部久貴教諭は「つるやパンとコラボできることは生徒や先生の中でも、すぐに話題になり盛り上がった。当高では『地域で活躍できる人材の育成』を目標に掲げている。生徒たちは、地域の人とつながり、地域の食材に興味を向けながら、いかに『高校生に刺さるパン』を作るかを探究していった。生徒たちは授業外でも情報を集めて資料を作るなど前向きに取り組んでいたことが印象に残っている。生徒たちが一生懸命に考えたパンを高校生にはもちろん、それ以外の人にも食べてほしい」と話す。

 西村さんは「学校側の協力もあり、すごくタイトなスケジュールの中で内容の濃い授業になったと思う。学年やクラスによってアイデアの違いがあり面白かった。花畑を荒らす鹿に注目したジビエのパンというアイデアもあった。中でもメロンパンや伊吹牛乳を使ったパンの提案が多かった。完成したパンは伊吹牛乳の濃さや甘さを生かして作ったのでぜひ食べてみて」と呼びかける。

 フレンドマート米原駅前店・山東店、アル・プラザ長浜など平和堂系列の6店舗で販売する。販売期間は8月10日~13日、9月1日~17日。17日は米原で開催する同イベントでも販売する。

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