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古橋の主婦が造る湖北の伝統料理「さばのなれずし」完成 地元店の味を継承

湖北の伝統料理「さばのなれずし」

湖北の伝統料理「さばのなれずし」

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 長浜の「ふるさと夢公社きのもと」が11月12日、「さばのなれずし」の販売を始めた。

地元の主婦が「さばのなれずし」を造る様子

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 同社では、木之本町古橋に伝わる伝統料理「さばのなれずし」を10年ほど前から地元の主婦の力を借りて造り続けている。5年ほど前からは、閉店した「脇坂商店」が得意としていた「さばのなれずし」のレシピを参考に味を再現しているという。

 今年は、10月18日に下処理として、塩サバの目玉・骨・内臓を取り除いて洗い、再び塩を振り、逆さまにして水出しを行い、翌19日から塩とサンショウを混ぜたご飯に下処理したサバを合わせて約1カ月漬け込んで発酵させ、完成した。今年は約900匹を仕込んだという。

 同社の丹治和弘さんは「今では家で『さばのなれずし』を漬けることが少なくなってきたが、昔はどの家庭でもハレの日にはよく自家製の『さばのなれずし』を食べていた。販売している『さばのなれずし』は酸味が少なく食べやすい。サンショウがたくさん入っていて、良い香りがする。昔ながらの湖北の伝統の味をぜひ、家庭で楽しんでもらえたら」と話す。

 価格は、半身=940円、1匹=1,680円。己高庵、道の駅「あぢかまの里」「みずどりステーション」「おかん」、JAゆめまる館で扱う。3月初旬まで販売する予定。

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