米原の漆ブランド「usiru(ウシル)」の品が4月19日、米原市ふるさと納税の返礼品に加わった。
創業以来、仏壇や地蔵堂の木地制作に携わってきた「浜壇山本」3代目の山本一郎さんは、近年の仏壇離れの中、「これまで培ってきた漆塗りの技術、文化、その魅力を後世へつないでいきたい」という思いから、従来の漆塗りにとらわれない新たな漆商品の開発に挑戦するため同ブランドを立ち上げた。
透明感のある「独特の艶」を持つ漆を、木になじむまで塗っては乾燥させる作業を何度も重ね、透明感とケミカル感のある「不思議で独特の風合い」を持つ点が同ブランドの特徴。アイテムによっては漆の艶感をあえて無くした「マット仕上げ」で、ポップな色合いのものも作った。
商品ラインアップは、漆のコースター2枚セット(1万円)、漆のコースターとぐい飲みのセット(2万1,000円)がある。