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長浜えきまちテラスで写真展「琵琶湖源流の美と暮らし」 離村7集落の25年間の記録

「湖北アーカイブ研究所」所長の吉田さん(長浜ローカルフォト 川瀬智久さん提供)

「湖北アーカイブ研究所」所長の吉田さん(長浜ローカルフォト 川瀬智久さん提供)

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 長浜にある「えきまちテラス長浜」(長浜市北船町)の2階・3階のスペースで12月4日、写真展「琵琶湖源流の美と暮らし~離村7集落を追った吉田一郎氏の記録~」が始まる。

妙理の里での展示の様子

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 妙理の里(長浜市余呉)、余呉文化ホール(余呉町中之郷)での展示に続き開く同展。「湖北アーカイブ研究所」所長の吉田一郎さんが高時川源流・奥丹生谷の7集落を1969(昭和44)年から1995(平成7)年の集団離村まで追い続けた約25年間の記録だという。県の「滋賀をみんなの美術館に」プロジェクトに採択され、「びわ湖源流の森林文化を守る会」の協力の下、同展の開催が実現した。12月31日まで、クラウドファンディングで資金を募り写真集の出版を目指している。

 吉田さんは「高時川源流の森には、トチやブナの巨樹など千古の自然が残り、奥丹生谷には日本のふるさとともいえる暮らしがあったが石油やガスの普及で木炭の売り上げが激減したことやダム計画により、人々は集団離村を余儀なくされてしまった」と当時を振り返る。

「奥丹生谷には戦国時代以前は北国街道が通っていた。全国有数の豪雪地帯だが、人々は山に生かされ助け合って生きてきた。その暮らしぶりをしのんでいただけたら」とも。

 開催時間は9時~23時。今月12日まで。

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