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長浜・黒壁スクエアに週末レストラン「ダイニング ルート」 地域食材使う

北山英樹さん

北山英樹さん

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 レストラン「dining Root(ダイニング ルート)」が4月6日、長浜の黒壁スクエア(長浜市元浜町)にオープンする。

原木椎茸(シイタケ)と栃(トチ)の実リゾット

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 同店では主に県内の食材を使い、「イタリアンなどのジャンルにとどまらず自由な発想で料理を作り提供する」という。メニューは、「平目(ヒラメ)と発酵日野菜のカルパッチョ」「いちごとコーラルラビとマスカルポーネ」などの前菜のほか、「原木椎茸(シイタケ)と栃(トチ)の実リゾット」、自家製パンなどを用意するほか、「近江牛ランプ」の炭火焼きや「余呉産 鹿肉の山椒(さんしょう)煮込み」などの肉料理も用意。ドリンクはナチュラルワインや県内で造られた日本酒、クラフトビールなどをそろえる。

 経営するのは北山英樹さん・里奈さん夫婦。英樹さんはこれまでイタリアンやフレンチレストランでの勤務経験があり、ホテル「ロテル・ドゥ・ラク」(西浅井町)では料理長を任されていた。前職は県内を中心に飲食店の運営などを手がける会社で料理開発などを担当していた。昨年末に退職し、約4カ月かけて独立準備を進め、開店にこぎ着けたという。

 店舗の建物は以前「みたらし団子屋」だった空き家。昨年から「ten(テン)」というフリースペースとして活用されているが、週末の夜は同店の営業をすることになった。席数は8席。店名には英語で「根っこ」を意味する「root(ルート)」を付け、「地域に根ざしている食材、文化、人が集まる場所にしたい」という思いを込めた。前職の経験を生かし、平日は企業の商品開発の依頼も受けていることから、「そういう人たちの下支えができたら」という意味も含める。

 英樹さんは「自分のルーツは木之本の金居原という場所。トチの実を使ったメニューを提供するなど『田舎らしさ』を大事にしていければ」と話し、「商店街の通りが少し暗いので、店のガラス扉から漏れた光が外の通りの明るさにつながることで、まちづくりの効果もあれば。ちょっと一杯飲みたいときなどにも気楽に来ていただければ」と呼びかける。

 営業時間は18時~23時。月曜~木曜定休。

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