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長浜のさざなみタウンで「おはなし会」 活字離れする子どもに本の魅力伝える

朗読びわの皆さん

朗読びわの皆さん

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 長浜のさざなみタウン(長浜市高田町)で12月3日、「朗読びわおはなし会」が開催される。

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 主催する長浜市の市民活動団体「朗読びわ」は1993(平成5)年に発足し、現在は約10人のメンバーが所属し、小学校や学童保育、サロン、福祉施設などで「おはなし会」を開いている。メンバーは、「俳優のナレーションに興味を持ち、やってみたいと思った」「ぼけ防止に」など、さまざまな理由から集まったという。長浜市びわまちづくりセンターで月2回、講師を招き、絵本や民話の読み方、アクセント、表現方法などを学びながら活動を続けている。今回のイベントは同団体30周年記念で開くもので、一般客を招くのは約10年ぶりだという。

 同団体代表の八若より子さんは「最近、活字や本離れが進み、感情の乏しさから人に対して思いやれず、いじめやコミュニケーションがうまくとれずに悩む子どもが多くいると聞く。『おはなし』を通して本を好きな子どもが増え、心豊かに健全に育ってくれるよう願い、『子ども向けおはなし会』に力を入れている」と話す。

 当日は、紙芝居、ペープサート(手作り紙人形)、大型スクリーンでの映し込みなどで行う。第1部は「子どもが楽しめる」内容の作品をラインアップ、「うえきばちです」「しりとりのだいすきなおうさま」「ジオジオのかんむり」「じごくのそうべえ」の4作品。第2部は、命の大切さをテーマにした内容の作品をラインアップ。「冬は白いつばさにのって」「はなさきやま」「白いやさしいぞうのはなし」「わたしのげぼく」の4作品。

 八若さんは「何もかもがデジタルの時代になったが、人の声の持つぬくもりや細やかさ、手作りの温かさをお伝えできれば。師走も近づき何かと気ぜわしくなってくる季節だが、癒やしのひとときを楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は13時30分~15時。参加無料。定員30人。

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