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長浜・武将の衣装でゴミ拾いのボランティア活動「長浜桜演隊」 観光客との交流も

ボランティア活動をする武将隊「長浜桜演隊」

ボランティア活動をする武将隊「長浜桜演隊」

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 ボランティア活動をする武将隊「長浜桜演隊(おうえんたい)」が6月20日、長浜追手門通り商店街周辺でゴミ拾いなどのボランティア活動を行った。

子どもたちにバルーンをプレゼント

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 同団体は2015(平成27)年1月、武将や姫、くノ一(くのいち)などの衣装を着てボランティア活動を始めた。初期は月1回活動。衣装を着て商店街を歩き観光客にあいさつをしたり写真撮影に応じていただけだったが、現在は毎週日曜、ゴミ拾いや道行く人に観光マップを配ったりバルーンアートを披露したりして子どもたちにプレゼントするなど活動の幅を広げている。

 メンバーは「長浜好き」で「武将好き」の人々が加入。長浜市民は2人だけで、岐阜や愛知に在住のメンバーが多いという。学生や社会人など総勢15人ほどだが、各自の都合により5人前後で活動をすることが多い。

 一日の活動のスケジュールは、11時ごろから観光マップを配り、午後から「まちづくり役場」「せんねん灸(きゅう)でござる」などの前でバルーンアートを披露したり、商店街周辺のゴミ拾いをしたりしている。

 同団体代表で活動時は戦国武将の大谷吉継の衣装に身を包む井上若菜さんは「3年ほど前にメンバーの一人から『ゴミ拾いしよう』と提案があった。それがちょうどタピオカドリンクブームのころで商店街に飲んだ後のポイ捨てゴミが多かったこともあり、実行に移した」とゴミ拾いを始めた経緯を語る。

 「観光客が『黒壁スクエアって、きれいだな』と思ってもらえたらうれしい。この辺りは食べ歩きをしている人が多いので、食べた後のゴミを手に持って困っている観光客に声を掛けてゴミの回収もしている。ゴミ拾いを始めてから商店街の人からお礼の言葉や労いの言葉をもらうようになり、やりがいを感じている」とも。

 7月からは、「えきまちテラス長浜」でバルーンアート配りも予定している。

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