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長浜でお話会「お産の話をしよう」安心してお産を迎える環境整備目指す

お話会「お産の話をしよう」

お話会「お産の話をしよう」

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 長浜の国際文化交流ハウスGEO(長浜市神照町)で12月19日、出産についてのお話会「お産の話をしよう」が開かれる。

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 同会は、参加者の妊娠や出産に関する「うれしかったこと」「つらかったこと」などを話してもらい気持ちを共有するほか、朝日新聞滋賀版・滋賀夕刊で、お産の現状に関する連載記事「どうなる?お産」を執筆している堀江昌史さんがこれまで取材してきた県内のお産の現状について話をする。子どもがいる母親を中心に、妊娠出産経験の有無にかかわらず関心のある人を対象に参加を募っている。

 同会を企画した荒井恵梨子さん自身がコロナ禍で2回出産を経験。安全で無事に生むことができた反面、産前産後を通して不安や悩みを一貫して相談できる人や場がなく、孤独や不安を持ち続け、「いつも同じ人に、安心して話をすることができればいいのに」と考えていたところ堀江さんと話す機会があり、「産む場所」の減少が大きな課題として迫ってきていることを知った。これからのお産を穏やかに迎えられるよう、母親の声から提案できる形を考えるために「当事者たちの声」を拾おうとお話会を企画したという。

 今後の展望について、「できる限りお母さんたちの声を聞き、本当に必要とされているサポートのあり方を提案としてまとめる。今後、地方では出産可能な場所が減少していくことが考えられるため、そのような状況の中でも安心してお産を迎えられる環境の整備についても提案をしていく予定」と荒井さん。

 「産前産後のお母さんたちは常に慌ただしい生活の中にいて、どんなに大変なことがあってもその声を届けることがなかなかできない。これからお産を迎える人たちや、さらに自分の子どもたちが大人になって子どもをもとうと思ったとき、今よりももっと安心して、穏やかな気持ちでその時を迎えてもらえるように、あなたの声を聞かせてほしい。一緒に理想のお産について考えてみませんか」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は10時~12時。定員は15人。電話(TEL 070-1388-5418=コマイテイ)で申し込みを受け付けている。12月22日、高月町まちづくりセンター(高月町渡岸寺)でも同会を開く

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