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長浜市、「地域おこし協力隊」の委嘱状交付 地域課題解決や街の魅力発信目指す

壺坂さん(左)、土屋さん(中央左)、浅見市長(中央右)、秋田さん(右)

壺坂さん(左)、土屋さん(中央左)、浅見市長(中央右)、秋田さん(右)

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 長浜市役所で10月3日、「第5期長浜市地域おこし協力隊」の委嘱状交付式が行われた。長浜市は、新たに4人を第5期長浜市地域おこし協力隊として委嘱する。

協力隊の中村さん

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 岐阜県出身で愛知県から移住する秋田彩花さんの活動内容は「事業提案型」。北部地域を中心に地元食材や食文化などを生かしたスパイスカレー店の開業、移住希望者に向けた情報発信を中心に取り組む。秋田さんは「お試しワークステイで長浜に魅力を感じた。食に関心があり、食に関することを何かしたいと感じていた。自然豊かな場所で暮らしたいと思っていたので、今から西浅井で暮らすのが楽しみ。これから移住を希望する人に向けて長浜市の魅力を伝えるため、情報発信にも力を入れていきたい」と意気込む。

 茨城県出身で大津市から移住する土屋百栞さんと兵庫県出身で守山市から移住する壺坂宣也さんの活動内容は「自伐型林業」。北部地域を中心に多様な山村資源の経済的利用を目指した自伐型林業「ながはまスタイル林業」に取り組む 。壺坂さんは「環境に関心があるので、地域課題に取り組んでいきたい」、土屋さんは「大学院では自伐型林業を研究していた。今日から研修が始まったので頑張っていきたい」と意気込む。

 今月11日に委嘱状が交付された、長崎出身で東京から移住する中村凜之介さんの活動内容は「楽しみながら地域に関わる大学生ネットワークのプロデュース」。近隣の大学を中心に大学の枠を超えて、楽しみながら地域に関わる大学生のネットワークづくりに取り組む。中村さんは「実体験から、大学生が早い段階でキャリアについて考えたり、楽しみながら地域の人と交流したりすることが視野を広げることや地域を盛り上げることにつながるという実感がある。そうした活動を、この地域でできればと思い応募した」と話す。

 浅見宣義市長は「市外から来てくれた協力隊の皆さんに長浜市の魅力を発見してもらい、まちづくりに生かしてもらえることを期待している」とエールを送った。

 委嘱期間は3年。

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