意冨布良神社(木之本町木之本)の「燈明祭(とうみょうさい)」で9月12日、伊香高校の生徒と木之本小学校の児童で作った灯籠、約100個がライトアップされた。
企画したのは伊香高生。滋賀日産自動車(草津市)の社員を招いた防災学習の授業で、電気自動車を蓄電池として活用できることを知り、地域の人々にも「電気自動車の活用を広めたい」という思いから企画が始まった。1年生の「総合的な探究の時間」で制作した紙パックの灯籠100個と、2年生「地域デザインコース」と「Beyond部(地域連携部)」の有志と、木之本小学校の児童が作った竹明かりを展示した。
電力は、会場に止めた日産の電気自動車のバッテリーから供給した。100個の灯籠を一晩中点灯できる容量だという。当日設営から参加した児童・生徒は「地域の人々が自分たちの活動を見てくれていることに感銘を受けた」などと話していた。
企画をサポートした同高教諭で地域デザインコース主任の濵野優貴さんは「高校生が地域の一員として、小中学生や企業と協働しながら伝統を継承する経験ができた。授業で学んだことを、地域の伝統行事を通じて発信することで、生徒たちの地域への誇りと実践力が大きく育ったのでは」と振り返る。