長浜のうどん専門店「うどん馳走 山石土平（やまいしどへい）」（長浜市公園町）が11月25日で7周年を迎えた。

讃岐天ぶっかけ

　2015（平成27）年、岩坪健一さんが創業した同店。元々、同店の敷地で妻の実家が食堂を経営していたことが縁となり、飲食店経営に興味を持ち始めたという。調理経験はなかったが、テレビで見たうどん店に影響を受けて約5年間、専門知識を得るための就学、修業、食べ歩きなどで下準備を重ね、当時の仕事だった長浜市職員を辞め、52歳で始めた。店名は店主の苗字である「岩坪」を分解して、「山石土平」と名付けたという。

　岩坪さんは「以前の仕事とは違い体力的にはしんどかったが、気持ちの上では楽しくやっていた。2年目までは経営が苦しかったが、3年目に全国放送のテレビに出演したことをきっかけにお客さんが来てくれるようになった」と振り返る。

　うどんは国産の小麦粉を使い、無添加のだしを使っている。看板メニュー「讃岐天ぶっかけ」（1,180円）のほか、金曜はカレーうどんを、12月限定で「帆立と牡蠣（かき）の味噌（みそ）鍋うどん」（1,430円）、「小ふぐの天ぷらと九条ネギのゆず塩うどん」（1,380円）などを提供する。

　岩坪さんは「うどんはのど越しがよく、ツルツルで柔らかいけどコシがあるので食べやすいと思う。11月は周年もあったので、たくさんのお客さんに来てもらえた。8年目もよろしくお願いします」と話す。

　営業時間は11時30分～14時30分。木曜・第2水曜定休。